いまさら聞けない自然素材の話

ここ数年の住宅のトレンドは高性能・高機能住宅、太陽光発電などのエコ住宅、そして自然素材の住宅だと言われています。高性能や高機能の住宅、太陽光発電での売電システムを搭載したオール電化住宅などは比較的イメージがつかみやすいですが、自然素材の住宅、というのはなんだか漠然とした印象。そこで、どんな住宅が「自然素材の家」と呼ばれるのかを調べてみました。

そもそも住宅建築においての自然素材とは人工的な化学物質を使用していない建材(素材)のことを言います。最もポピュラーなのが無垢材では無いでしょうか。無垢材は通常の木材のように加工を施さず、木の質感や色をそのまま楽しむためにフローリングや壁面などの内装に使用されることが多いです。無垢材以外にも、加工はしていても化学物質を一切使用しない建材として漆喰や和紙、畳(イ草)、瓦など昔から日本家屋に使用されている建材の多くが「自然素材」として親しまれています。

こうした建材の魅力は歳月を重ねてなお、風合いを増し愛着の湧くものになっていくことではないでしょうか。自然素材は通常の建材に比べ製品が不安定で施工も難しく、費用も高いという手間のかかるものではありますが、なによりも長い時間を過ごす住宅の中に自然素材を取り入れることで、香りや質感、自然ならではの色合いや、経年変化を楽しみたいという方が増えてきているのです。

自然素材の建材を「安全性」という理由で選ぶ人もとても多いのですが、実は自然素材であっても有害なものもあります。たとえばウルシやヒバ、マツなどの油脂はアレルギー反応を起こす人も多いので取り扱いには注意が必要です。アセトアルデヒドなどのシックハウス症候群の予防策として自然素材を選びたいという方は、こうしたアレルギー物質のほか、残留農薬についても気をつけておきましょう。

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